1948-11-17 第3回国会 衆議院 本会議 第14号
今日において、しいて自由経済政策を行わんとするならば、イフレーシヨンを一應抑制した上において、さらに数十億ドルの入超決済資金を導入することを前提として、財政の收支を均衡するため赤字公債の発行を中止し、通貨の増発を防ぎ、金融を合理化し、もつて通貨の整理を断行したる上でなければならないことは、自明の理であります。
今日において、しいて自由経済政策を行わんとするならば、イフレーシヨンを一應抑制した上において、さらに数十億ドルの入超決済資金を導入することを前提として、財政の收支を均衡するため赤字公債の発行を中止し、通貨の増発を防ぎ、金融を合理化し、もつて通貨の整理を断行したる上でなければならないことは、自明の理であります。
すなわち、私が総理大臣にお尋ねしたいという点は、官界、政界、財界の綱紀粛正の具体的方策はいかん、社会的道義の具体的確立方策はいかん、それから、クレジツトの形で入超決済資金の導入の見通しがあるかというお尋ねをしておる。